やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 第1話〜第4話

原作未読ですが、視聴を開始してみました。このテの長文タイトルのライトノベルはしょうもないハーレムモノばかりだと決めてかかってましたが、本作はそこまでひどい感じでもありませんでした。ハーレムの気配を感じると髪の毛を引きちぎりながら発狂しそうになるくらい極度のハーレム嫌いではありますが、それでも大丈夫なのとそうでないものがあるのは新しい発見でした。これはハーレムが主目的に設定されてないからかな…。それでもやっぱり大丈夫なだけであって、苦手意識が克服さえているわけではないです。大丈夫なだけです。

そこはそれ、第一関門のハーレムっぽい気配も耐えられる風だったので視聴を継続していたわけですが、今度は別の意見が浮上してきました。
これ、すんごい独りよがりだし悪と断じたものを徹底的に悪いものだとしすぎでは?
確かに集団で群れてギャハギャハやってるマジョリティは鼻につくししょうもねぇと思うこともあって僕自身も嫌いではあるけれども、それを悪いものだと言い切ることは絶対にできないなぁ。それを悪と断じるような本作の空気は、あまり面識のない人の悪口を内輪だけで言い合ってるような不愉快さを感じてどうにもいけません。観ていていい気分になれるはずもありません。
あとは口汚く罵るタイプのヒロインがどうにも性に合わないですね。まぁ性格が悪いというキャラ付けならば好きになれないのは作品上正しいことのような気がしますし、これは瑣末な問題でしょう。世の中みんなを好きになれるわけないし、嫌いな奴がたまたまヒロインだったとか主人公とかだったってのは当然あって然るべき事態でしょうし。逆に、口も悪い性格も悪いヒロインがたまに見せるかわいらしい部分を愛でるようなのだったら、ちょっと怒るくらいじゃ済まないかもですね。それって、ヤンキーが野良猫に傘理論とどっこも変わってないしなんかもうアレなことになりますからね。

とにかく、作者が意図的にこのような作品にしているのかどうかはよくわからないしこの先の展開でどう転ぶかわからないので経過を見守りたいと思っていますが、視聴するのが億劫な作品にはなっています。なんだかなぁ、最近は厨二病の認知も広がって小中学生ですら邪気眼を馬鹿にする土壌が醸成されつつある現代ですが、イマドキの厨二病ってのはこの作品の主人公のようなのなんじゃないかなぁ…。
何がウケるとか、何が流行るとか、何が売れるとか、もうホントよくわからないです。