艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆

陽炎主人公の方のノベルで精神的な吐き気を催しながら手にとった本作。でも、大丈夫だった!これは大丈夫!
軍艦だった私は、ある日目覚めると美少女になっていた!?という展開から始まります。太平洋戦争のことをあの戦争と呼び、しかもそれが連呼されるのでそこだけはややうんざりといったところですが、キャラクターの特徴もよく掴んであると思いますし、海戦の描写もしっかりしていますし、艦これのラノベとしては必要な要素をすべて満たしていると思います。
陽炎の方が青春小説とするならば、こちらは戦記モノ?違うか、こういうのなんていうんだろう、マヴラブみたいなジャンルのやつ……わかんないけど、そんな感じです。結構世界を動かす戦いに身を投じてる緊張感もあり、そんな戦場で育まれる艦隊の絆も熱くてグッドです。和気藹々なのはそんなにありませんが、そういうのはアンソロジーコミックスや二次創作界隈でお腹いっぱいに味わえますし、多少は……。


それにしても登場も早々にレイプ目の大和さんどうなるんですかね、次巻が楽しみですね。