SUPER 8

劇場公開当初は、J.J.エイブラムスとスピルバーグがタッグを組んだ!やべぇ!というのが売りだったと記憶している作品。
あんまり制作関係の人を知らないのでJ.J.エイブラムスって誰かと思っていたら、LOSTやアルマゲドンの人だったんですね。

内容は、ボーイミーツガールなジュブナイルに家族愛が混ざった贅沢な内容でした。
でもそんな全部入りであるが故に、いずれかのテーマをもう少し深く掘り下げて欲しかった。
同じ女の子に惚れてしまった友人同士の葛藤や顛末、もしくは父親たちとの絆を確認する過程をもっとじっくりと描くなどしてほしかったのですが。
しかし、少年の頃というのは得てしてご丁寧に順番で体験がやってくるわけではなくて、作中のように突然まったく違う方向から色んな出来事が降ってきて、その中で必死でもがいて波が過ぎ去った後にどこだかは具体的にわからないけど成長したようであることが多いし、これでもいいといえばいいのかもしれないですが。
えっ、観察眼があればあれだけの要素でも十分に胸を打つですって?
ごめんなさいね!